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実家や空き家の片付け、古い家具や道具の見分け方を、テーマごとに案内します。

解体で別扱いになる物|アスベストの調査費用は発注者が負担する
解体の前に、建物に付いていて別扱いになる物があります。アスベストの調査は元請が行って書面で説明されますが、費用を負担するのは発注者の側です。浄化槽をやめたら30日以内に届出が要ります。

残置物は解体業者が運べないことがある|同じ木でも区分が別
家の柱は産業廃棄物、家の中の箪笥は一般廃棄物です。政令の書き方でそう分かれるため、解体業者に家財まで任せられないことがあります。見積書で家財の処分がどう書かれているかを先に読んでください。

家を解体する前に片付けること|工事の届出は施主が出す
解体は業者を決めると日程が先に動きます。工事の届出を出すのは施主のほうで、着手の7日前までと決まっています。家財を出す順番も、残す物を選ぶ余地も、その前に決まってしまいます。

灯篭と庭石は重さで行き先が決まる|人力で運べる目安がある
庭の灯篭や石は、解体の見積もりに入っていないことがあります。行き先を決めるのは形より重さです。人力だけで運ぶ目安は体重の4割ほどで、1トンを超えると機械と資格の話になります。

梁と大黒柱は解体で木くずになる|9割以上という数字の中身
解体で出た木は9割以上が再資源化・縮減されています。ただし縮減とは焼却や脱水のことで、材として次の家へ渡ることとは別です。梁や大黒柱が物として残るかどうかは、外す前に決まります。

欄間と建具は解体の前に外す|壊せば木くず、残せば物
解体工事が始まると、欄間や建具はいちばん先に無くなります。壊せば木くずとして現場から出ていき、外せば物として残ります。分かれ目は解体の当日ではなく、見積もりを頼む前にあります。

着物が出てきたら|たとう紙から出す前に、表示と寸法を見る
着物と羽織、帯は家庭用品品質表示法の対象品目で、繊維の組成と取扱方法が表示されています。素材を自分で当てる必要はありません。包みは開かず、しつけ糸は切らず、寸法だけ測っておけば判断は後からできます。

茶道具を片付ける前に|1点ずつ分けると組が崩れる
茶碗を食器、釜を金属と種類ごとに分けて袋へ入れると、組が崩れます。どれとどれが一緒に使われていたかは、しまわれ方にしか残っていません。竹の匙は筒のほうに文字があるので、筒を捨てないでください。

鉄瓶が出てきたら|外は漆で仕上げてある。洗うと剥げる
南部鉄器の技術・技法には「鋳物の表面は、漆及び鉄しょうを用いて着色をすること」とあります。黒い色は塗料ではなく漆です。洗剤と金属たわしで剥げ、そこだけ錆びます。内側の白い付着物も落とすものではありません。

火鉢が残っていたら|灰を先に出す。中身のまま運ばない
灰は火鉢そのものより重いことがあります。中身ごと持ち上げて落とし、割るのが片付けでいちばん多い失い方です。灰の中には硬貨や鍵が沈んでいます。空にした後も水を入れないでください。凍ると割れます。
