記事一覧
実家や空き家の片付け、古い家具や道具の見分け方を、テーマごとに案内します。

遺品整理はいつから始めるか|四十九日ではなく、期限から逆算して決める
遺品整理を始める時期に決まりはありません。四十九日を待つ必要もありません。実際に効いてくるのは、相続放棄の3か月、準確定申告の4か月、相続税の10か月、相続登記の3年という期限のほうです。

空き家バンクは補助の入口|4市町で仕組みがまるで違う
家財の処分費に補助が出る3市町は、どれも空き家バンクへの登録が条件です。尾道市は区域限定、三原市は土砂災害特別警戒区域を除外、福山市は宅建協会へ流す形。登録には現地調査があり1か月かかることもあります。

空き家を直して使う補助を4市町で比べる|誰が住むかで制度が分かれる
空き家を直して使う補助は4市町とも持っていますが、金額より先に見るのは対象者です。実家を手放さず、貸すか売るために直したい所有者がそのまま使えるのは尾道市の制度でした。

空き家を放っておくと固定資産税が上がる|管理不全空家等という区分
2023年12月施行の改正空家法で、管理不全空家等への勧告ができるようになりました。勧告を受けると、土地の固定資産税が6分の1になる住宅用地特例が外れます。壊さなければ軽減が続く、とは限らなくなりました。

相続した空き家を売るなら3,000万円の控除|片付けと期限の関係
相続した実家を売るとき、譲渡所得から最高3,000万円を差し引ける特例があります。条件に取り壊しか耐震改修が入っているため、家財を出すことが実質の前提です。昭和56年5月31日以前に建った家に限られます。

鞆の浦の家を片付ける|保存地区では外観の工事に許可が要る
鞆町の一部は2017年に選定された伝統的建造物群保存地区で、約8.6ヘクタール。建物の外観を変える工事には市の許可が要ります。片付けの後に解体を考えているなら、業者に頼む前に申請の要否を確かめてください。

鞆の浦の保命酒と酒器|徳利より先に店の道具を見る
保命酒は万治二年(1659年)に鞆で造られ始めた薬味酒です。鞆の家から出る徳利や盃は、店の名が入った通い徳利や看板と一緒に残っていることがあります。洗わず、底を上にして並べて撮るだけで足ります。

びんご畳表が蔵にある|束ねる前に端の糸を見る
びんご畳表は1347年の記録まで遡る産地の物です。生産者団体が品質を示す認証の糸を織り込むため、端に色の違う糸が通っていることがあります。蔵や納屋に巻いて立ててある畳表は、束ねる前に端を見てください。

備後絣と和箪笥の古い布|洗う前に1枚ずつ広げる
備後絣は伊予絣・久留米絣と並ぶ日本三大絣のひとつで、昭和30年代には年間300万反と全国一の生産量でした。和箪笥の布は洗わずに、1枚ずつ広げてから分けてください。藍は水に弱く、洗うと色が落ちます。

松永の下駄が下駄箱に残っている|台の裏を返してから捨てる
松永は明治初期、製塩の薪の残りで下駄を作り始めた土地です。昭和30年ごろには年産5,600万足で全国一でした。下駄箱を空にする前に、台の裏の焼き印と、鼻緒の予備や修理道具が一緒に残っていないかを見てください。
