市の案内には「引っ越しなどに伴う多量の粗大ごみの収集はお断りしております」と書かれています。家一軒ぶんの家具や寝具をまとめて出す場面は、ここに当たります。
粗大ごみは1辺50センチを超えるもの
尾道市は粗大ごみを、概ね一番長い辺が50センチメートルを超えるものとしています。例として挙がっているのはソファー、たんす、ベッドマット、机、自転車です。ごみステーションへは出せません。
手数料は1品目ごとに430円から2,340円です。ただし品目別の料金表は公開されていないため、金額を先に知りたいときは衛生施設センター(0848-48-2900)へ問い合わせます。片付けでは点数がまとまるので、1品あたりの金額より合計のほうが効いてきます。
出し方は3つ
- 自分で市の施設へ持ち込む
- 事前に申し込んで、市の有料個別収集を頼む
- 市が許可した一般廃棄物収集運搬業者へ委託する
3つ目について、市内で出たごみの収集運搬を許可業者以外へ委託することはできません。取扱品目、方法、料金は業者ごとに違うため、依頼前にそれぞれへ確認します。一覧は尾道市「ごみの収集運搬について」に掲載されています。近隣4市町の名簿を並べた比較は片付けを頼む業者に許可があるかにあります。
片付けの量では、市の個別収集を頼めない
向島・御調・因島・瀬戸田以外の地域、向島町、御調町地域の案内には、引っ越しなどに伴う多量の粗大ごみの収集は断る、と明記されています。その場合は尾道市クリーンセンターへ直接持ち込むか、許可業者へ依頼するよう示されています。
一方、因島地域と瀬戸田町地域の案内にこの但し書きはありません。事前に申し込めば市が個別収集も行う、とだけ書かれています。同じ市内でも書き方が違うので、島しょ部の家では申し込む前に確認してください。
どちらにしても、実家一軒ぶんを一度に出す計画なら、持ち込みか許可業者を前提に組むほうが確実です。
持ち込み先は地域で決まっている
- 向島・御調・因島・瀬戸田以外の地域…尾道市クリーンセンター
- 向島町…尾道市クリーンセンター、向島クリーンセンター
- 御調町地域…御調清掃センター、尾道市クリーンセンター
- 因島地域…因島リサイクルセンター
- 瀬戸田町地域…瀬戸田名荷埋立処分地
注意したいのは因瀬クリーンセンターです。因島にありますが、受け入れているのはもやせるごみと資源物で、粗大ごみは扱っていません。因島で出た粗大ごみは因島リサイクルセンターへ運びます。名前と場所だけで判断すると、積んで行ってから断られます。
御調清掃センターと向島クリーンセンターには、多量にある場合は尾道市クリーンセンターへ持ち込むよう注記があります。理由も書かれていて、保管場所の関係からとあります。処理できないのではなく、置く場所が足りない。近い施設が使えるとは限りません。
土日に運べる施設は限られる
市外から通って片付ける場合、休日に運べるかどうかが予定を決めます。
- 尾道市クリーンセンター…毎月第4日曜日 8時30分~12時00分
- 御調清掃センター…毎月第4土曜日 8時30分~11時00分
- 瀬戸田名荷埋立処分地…毎月第4日曜日 8時30分~12時00分
- 向島クリーンセンター…休日の持ち込みはできない
- 因島リサイクルセンター…休日の持ち込みはできない
粗大ごみを持ち込める施設のうち、休日に開くのは3か所だけです。しかも月に一度。土曜に作業して日曜に運ぶという組み方は、月の第4週にしか成立しません。
平日の受入時間も施設ごとに違います。尾道市クリーンセンターは祝日と年末年始を除く月曜から金曜の8時30分から12時と13時から16時。御調清掃センターは午前が10時からで、瀬戸田名荷埋立処分地は9時からです。詳細は尾道市「施設への『家庭ごみ・資源物』の持ち込みについて」で確認してください。
運び込んだ物は、その場で壊される
因島リサイクルセンターは、持ち込まれた物をどうするかを公開しています。机やいすなどの粗大ごみは、破砕機で細かくした後、燃やせるもの、資源になるもの、埋立てるものに選別されます。金属部分は圧縮して再資源化し、埋立物は施設の上にある因島一般廃棄物最終処分場へ運ばれます。
粗大ごみの処理能力は5時間あたり9.44トンと書かれています。受付を通せば、その日のうちに形が無くなります。
だから、迷っている物は積まないでください。往復の手間を惜しむと「とりあえず全部」と載せたくなります。島から運ぶ場合はなおさらです。もう一度見たい物があるなら、車に載せる前に分けておく。そこだけは戻せません。
運び出す前に決めること
点数、寸法、経路。この3つです。
たんすや戸棚は中身を出してから測ります。玄関と廊下を通るか、階段を回せるか。車に何点積めるかで往復の回数が決まり、施設の受入日と突き合わせると、必要な日数が見えてきます。坂の上の家や車を止められない家では、家から車までの運搬にも時間がかかります。
捨てる前に価値を確かめたい物は、先に分けて残します。判断の目安は相談対象になりやすいもの、家具の見方は古い家具は処分前に確認した方がよい?にまとめています。古い家具は運び出してしまうと戻せません。
分別の区分そのものが地域で5つに分かれている点は尾道市のごみ分別は地域で5つに分かれている、尾道で片付けるときの全体の注意点は尾道市で実家・空き家を片付ける前に確認したいことで確認できます。
粗大ごみは、量が増えた時点で出し方が変わります。何点あるかを数えるところから始めてください。
公式情報確認日:2026年8月10日。手数料、受入日、受入時間、持込先、許可業者は変更されることがあるため、実際の処分前に尾道市の最新情報を確認してください。手数料の範囲は尾道市「廃棄物処理手数料について」、施設ごとの注記は御調清掃センターと向島クリーンセンターの各ページ(2026年4月1日更新)、因島リサイクルセンターの処理内容は同センターのページ(2017年2月6日更新)に拠ります。




