食器棚や木箱から出てきた古い器。売れる物なのか、普段使いの食器なのか、見ただけでは分からないことがあります。箱や作家名がないからといって、すぐ処分する必要はありません。
古い食器は、底面の印、箱、素材、形、絵付け、数量、状態をまとめて見ます。買取や引き取りの可否は一律ではありませんが、捨てる前に確認できることはあります。
名前が分からなくても確認できる
器の価値は、有名な作家名があるかどうかだけで決まりません。無銘の器や日常使いの皿も、素材、つくり、今の暮らしでの使いやすさが判断材料になります。反対に、古そうに見える器が必ず売れるわけでもありません。
底面・箱・印・数量を確認する
- 器の全体と横から見た形
- 裏返した底面
- 印、文字、シール
- 箱の表面、裏面、箱書き
- ふた、台、包み紙などの付属品
- 同じ物が何枚あるか
箱と中身が入れ替わっていることもあります。箱と器を別々に撮り、組物は全体が分かる写真も残します。名前が読めない場合は名前の分からない古道具でも相談できる?を参考にしてください。
欠け・ひび・汚れを隠さず撮る
口縁や高台の欠け、表から裏へ続くひび、変色、油染み、かび、接着や金継ぎなどの修理跡を撮ります。硬貨や定規を横へ置くと傷の大きさが伝わります。食品に使う器は、見た目だけで安全性を判断できない場合があるため、状態が悪い物を無理に使いません。
強く洗う前に写真を残す
確認前は、乾いた柔らかい布でほこりを軽く払う程度にします。漂白剤、研磨剤、金属たわし、食器洗い機は急いで使いません。シールや紙ラベル、箱書きは、水にぬれると読めなくなることがあります。
大量の食器は棚・箱ごとにまとめる
最初は食器棚の全体、棚一段、箱一つを撮ります。次に、同じ種類をまとめ、代表的な一枚の全体と底面、傷を撮ります。一軒分を最初から一枚ずつ並べる必要はありません。
古い食器が売れるかどうかは、写真一枚だけでは決められません。それでも、底面、箱、数量、状態を残しておけば、処分前の判断材料が揃います。実家の片付け中なら捨ててはいけない物として一度保留してください。
古い物の見方は古い物を手放す前のガイド、確認対象の例は相談対象になりやすいものにまとめています。

